
みらい住建は、リフォーム全般の工事を扱っています。
最近、特に増えている工事は屋根の葺き替え工事です。
既存の屋根材でリフォームが多いのはコロニアル(総称です。カラーベスト・石綿スレート瓦などいろいろな呼び名があります)屋根材です。
なぜ、屋根材のリフォームが多いのか・・・?
1、壁は日々、目にしますから痛みの認識がある
⇒屋根は見えにくいから痛みの認識が遅れる
2、伝統的屋根材=瓦と同じ認識で手入れの必要性の認識が低い
などでしょうか・・・。
日々、リフォームの仕事をして感じることは、日本のハウスメーカーや建材メーカーのコストダウンの技術は凄い高いものがあるということです。
このコロニアル屋根にしても、外壁に多く用いられている窯業系サイディング材にしても間違いなくコストダウンの発想から生まれた外装材です。
新築に多く用いられている外装材ですが、残念なことに購入者(=住まわれている方)の多くの方が定期的にメンテナンスをしないと痛んでくることを知らない方が大変多いと言うことです。
もっと事前にこのことを住宅の購入者の方へレクチャーすることで家のメンテナンスの意識や知識が高まり長持ちさせられる気がします。
可哀想なお施主様の中には、購入時、何も手入れをしなくていいと言われたのに・・・。
と話される方もいます。
もともと、リフォーム業界の歴史の中で、ハウスメーカーや新築の販売業者は販売した住宅のメンテナンスには消極的でした。
一昔前は、定期点検で訪問すると逆にクレームを拾ってきて煩わしいという意識でしたし、メンテナンスのことを話せば家は売りづらくなるからでしょう・・・。
少し話が膨らんできましたので、屋根の話に戻しましょう。
こちらの屋根も建ててから何もされていません。
塗装するか、葺き替えるかでお施主様と相談して葺きかえることにしました。
もともとコロニアル屋根材の場合、塗装して何年も持たせる屋根ではありません。
弊社では、一度、塗装したコロニアル屋根材の場合、2度目は塗装はせずに葺き替えしか行いません。
そこで何を使って葺き替えるかですが、当社では基本的に金属瓦をお勧めしています。

理由を簡単に書きます。
1、軽量である⇒建物への負担が減る
2、金属瓦⇒ガルバニウム鋼鈑を使用しているので耐久性が高い
3、カバー工法+ゴムアスファルトルーフィング+金属瓦の施工で防水性が高い
それ以外に、断熱材付の屋根材を使うことで断熱性能もあります。
特に現状がコロニアル屋根材の場合は、石綿が含有されていますので、剥がしたり切断したりすることは工法としてお勧めしません。
材料費はコロニアル屋根材と比べると金属瓦の方が高いです。
しかし、コロニアル屋根材を剥がして処分して、またコロニアル屋根材を葺いても工事の手間を考えると同じ位の費用になります。
であるのら・・・金属瓦の方が良いのでお勧めしています。
この写真は横葺きですが、瓦型の金属瓦もあります。
また、一寸五分の緩勾配でも葺ける高スペックな金属瓦もあります。
金属瓦の宣伝になってしまいました。
でも良い製品です!!
ご興味がありましたらご気楽にお問合せ下さい。
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- 2011/01/30(日) 18:14:38|
- リフォーム外装
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